お知らせ

第1回メンタリング開催報告

2020年10月3日、一般社団法人まちのtoolbox主催、第1回「生涯活躍のまち・つるビジネスプランコンテスト」がオンラインにて開催されました。

今回は多数の起業家の皆様にエントリーをいただき、エントリー総数31件となりました。素晴らしいアイディアばかりで一次審査も難航しました。その中から、ファイナリスト5チームが選ばれました。

初回メンタリングには、ファイナリスト5チームと一緒にビジネスプランをブラッシュアップする12名のメンターの皆様、都留市役所総務部企画課の皆様にもご参加いただきました。

簡単ではありますが、振り返りのレポートを行います。


メンタリングを活かしきるために

本ビジネスプランコンテストの特徴は「メンタリング」です。

「メンタリング」とは、ファイナリストである起業家のアイディア、ビジネスプランを実現する為に、様々な専門家がチームとなりプランのブラッシュアップを行う仕組みです。メンターは外部からの目線での評価・レビューだけでなく、あなたのアイディアを実現するため「チーム」として一緒に考え並走する存在です。

本ビジネスプランコンテストの統括である日本MITベンチャーフォーラム理事の冬野健司氏より、メンタリングを活かしきるためのポイントをご紹介いただきました。

ファイナリスト5チームのプレゼンテーション

その後、いよいよファイナリスト5チームの初回プレゼンテーションが行われました。最終発表会である12月12日までにこれらのプランがどのように成長するのか、私達も楽しみです。

ここでは各チームのビジネスプランタイトルだけご紹介させていただきます。

「里山で生きていく ~みんなの里山~」

増田太郎 氏のプレゼンテーション

「おうちで健康!「健康ご長寿ツボかるた」で介護予防」

横山陽子 氏のプレゼンテーション

「つるマイスター制度」

玉村優人 氏のプレゼンテーション

「地域特化型配送プラットフォーム事業」

Boccars 登米 航 氏のプレゼンテーション

IKIGAI VILLAGE

ごちそうさん 近松勇門 氏のプレゼンテーション

「ビジネスプランを考える際のポイント」とは?

ファイナリストによる初回プレゼンテーションの後は今回作成する「ビジネスプランとは何か?作成する際のポイント」について明星大学経営学部准教授、中央大学ビジネススクール兼任講師の伊藤智久氏にお話いただきました。

そもそもビジネスプランは何の為につくるのか?その3つの目的と考えるべきポイントについてわかりやすく、理解が深まる内容でした。

メンタリングを活かしきるために

続いて「メンタリングの活用方法」について、一般社団法人オープンコーポレーツジャパン常務理事の藤井博之氏から講演いただきました。

「投資家の目線からみて起業家に重要な要素とはなにか?」「その上でメンタリングをどのように活用するのか?」など、ビジネスプランに限定しない起業家として成長するためのヒントが満載の講演となりました。

お二人の講演後の質疑も、

「社会貢献性が高い事業と収益性のバランスをどう考えればよいか?」

「重要な要素の中での優先順位や考える順番にコツはあるのか?」

など、活発な議論が行われました。

チームメンタリング

その後、いよいよチームに別れてのメンタリングとなりました。今回は5チームのファイナリストそれぞれに2名の専属メンターが付く形になります。チーム発表後はZoomのブレイクアウトルーム機能にて各チームに分かれてメンタリングのスタートです。これから12月12日の最終発表までどのようなドラマが生まれるのか、楽しみです。

ビジネスプランを創る意義とは

当コンテストは「ビジネスプラン」を競うものですが、実際のビジネスはプラン通りには進みません。

その中で事業をピボット(当初の事業戦略に行き詰まり、軌道修正や、全く異なるアイデアに取り組んだりすること)する起業家がほとんどです。更に言えば投資家は投資する際にビジネスプラン自体をそこまで重視していないという話もありました。

その中でもビジネスプランを創ることにはどんな価値があるのでしょうか?

ビジネスプランをつくることで自身の考えを整理できます。そして投資家やメンバーなど様々な他者に伝え、協力を募ることができます。ビジネスは1人ではできません。後からピボットするとしても同じようにビジネスプランを作り直すことは大切になります。

今回のビジネスプランコンテストで、ファイナリストの皆さんのアイディアがメンタリングを通じて自身の考えを整理し、他者に伝わるビジネスプランにブラッシュアップされていくことと思います。

そのプランが「都留市」や「高齢化社会」というテーマに関わる多くの方に届き、実際にカタチとなって社会を変えていくことがこのビジネスプランコンテストの目的です。

12月12日の最終発表はオンラインで公開いたしますので是非多くの方にご視聴いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

以降のスケジュール

・2020年10月17日(土) メンタリング2回目

・2020年11月14日(土) メンタリング3回目

・2020年12月12日(土) 最終発表会